シロアリ調査を受けるための準備はどうすればいいか
目次
シロアリ駆除業者に聞いておくこと
シロアリ調査日まで事前準備について業者に確認をしておきましょう。
当日、スムーズに調査に入れるように準備をしておくことは、依頼者として当然なことでもあります。
侵入口の整理整頓
床下への侵入口付近の荷物整理はしておくことです。
特にキッチンの床収納庫や和室などは対象になりますので準備をしておきましょう。
和室は畳を上げて侵入しますから、荷物があれば移動させておきましょう。
間取りの確認
床下を隅々まで調査して、結果をきちんと説明するために間取りの確認をします。
建物の図面があれば当日までに準備しましょう。
なくても問題はありません。
シロアリ業者が来るまでの不安
とはいえ、言ってすぐ来るものでもありません。
業者が来る数日間は不安な気持ちのまま過ごすことなります。
その間、自分のできる範囲内でシロアリの活動状況など把握しましょう。
何も床下まで入って現状を確認する必要はありません。
リスクもありますから、それは業者に任せましょう。
シロアリの群飛
シロアリは時期が来ると羽アリとなり飛び立ちます。
群飛はシロアリによって時期が違います。
また群飛のタイミングが、人目につかない場所で生息しているシロアリを目にする数少ない機会です。
羽アリを見たら、シロアリが潜伏している証拠です。
ただ羽アリは潜伏しているシロアリの約1~3%だと言われています。
この羽アリですが数日間でいなくなりますから、それを見てもうシロアリはいなくなったと安心はしないで下さい。
シロアリそのものはまだ生息しているのです。
羽アリを発見したら床下の点検を業者に依頼しましょう。
羽アリの発動時期は種類により、以下の通りです。
シロアリの生息とその種類を見極めることはシロアリ駆除には欠かせないことです。
ヤマトシロアリ
4月〜6月、蒸し暑い日の昼間
アメリカカンザイシロアリ
6月〜9月
イエシロアリ
6月〜7月、蒸し暑い日の夕方〜夜間
羽アリをどうにかしたい
羽アリが大量に飛ぶ時は壁の色が黒く見えるほどです。
見た目が気持ち悪くなんとか業者がくる前に対応したいと思うかもしれません。
でも羽アリは攻撃したり、刺したりしませんし、すぐに姿を消します。
どうしても飛んでいる羽アリが気になるならエアゾールなどの殺虫剤で退治はできます。
ただし飛び出して来た場所に直接殺虫剤を吹き付けるのはお勧めできません。
そうすることでシロアリが危険を察知して逃げ出すこともあるからです。
シロアリの拡散につながり、被害がより一層拡大してしまう危険があります。
まずは落ち着いて行動しましょう。
羽アリがいれば、シロアリも確かにいますが、それで数日間で家が食い尽くさせるわけではありません。
素人判断で殺虫剤を撒いて、業者の作業に支障を来ることは注意しましょう。
羽アリには2種類あります
シロアリの羽アリとクロアリの羽アリです。
クロアリの場合は、家に害を及ぼさないので安心して下さい。
問題はシロアリの羽アリです。
その特徴をよく知っておくことも慌てず行動を起こす上で大切です。
シロアリの羽アリ・・・2対ある羽の長さが全て同じ
羽脈が薄くて目が細かい
腰にくびれがない
触覚が数珠状になっている
クロアリの羽アリ・・・2対ある羽の長さが異なる
羽脈が太くて目が粗い
大きな特徴として、腰がくびれている
触覚がくの字に曲がっている
保証期間かも
新築でまだ5年経っていない場合は、ひょっとしてシロアリ予防していませんか?
そうであれば保証が有効かもしれませんから確認をしましょう。
保証書に記載がある施工した業者に問い合わせてみましょう。
5年経てば予防に使った作剤の効果がほぼなくなります。
そろそろ予防を開始する時期だったのです。
仮に予防をしていない、していた施工業者がもういないなどあれば、被害が軽微なうちに、信頼できる業者に来てもらい点検をしてもらいましょう。
点検するのは基本無料です。
不安を煽る業者は信用しない
シロアリの被害は急激には拡大しません。
かといって何年も経て放っておくといずれは取り返しのつかないことにもなりかねません。
セールストークが中心あるいは商品の押し売り的な業者には気を付けましょう。
特に不安を煽って商品を買わせるセールストークは悪徳業者の手口です。
冷静に対応しましょう。
毅然と振る舞うことが大事です。
曖昧な言葉で断るのではなく、きっぱり断る勇気が騙されない唯一の方法です。
まとめ
羽アリを見つけたら不安になる気持ちも分かります。
シロアリが生息している証ですから。
ただ、慌ててネットにあるような費用が安い得体のしれない業者には間違っても連絡はしないで下さい。
業者を選定する際は、時間をかけて見積を比べて最適な業者を選びましょう。
シロアリの食害は数日でひどくなることはありません。
年単位と考えて下さい。
でも放っておくわけにはいきませんから、信頼できる実績のある、できれば起業してから5年以上は経っている業者を見つけて依頼しましょう。
消費者にしても基本的な知識だけでもネットを利用するなどして情報収集をしておくだけでも違います。